試験結果
シンビジューム ウイルスの潜伏期間を過ぎても、ウイルス感染の病徴は出ない。
2019年6月20日現在。
右写真参照。
ユリについては継続観察中。
病株の汁をMOG-A1菌懸濁液と混合した液を、
葉の傷に接種しても、罹病しない。
このことは、MOG-A1菌懸濁液がシンビジューム ウイルスを不活性化したことを
示唆するものである。
シンビジュームウイルスは、タバコ モザイクウイルスの変種であり、
広くナス科作物にも伝播する。
このウイルスは、非常に感染力が強く、鉢栽培の場合、鉢底から流れた水でも、
隣接株に伝染する。
鋏、手、ダニ、アブラ虫などの吸汁害虫によっても感染する。
遺伝子を保存する栽培では、非常に注意しなければならないラン栽培で、
最も怖い病気である。
このウイルスの罹った株から無病の個体を作るために・・・
1960年にフランスのモレル博士が開発した技術が「メリクロン」である。
現在市販されているラン鉢は、ほとんど全て、このメリクロン苗から生産されているので、
ウイルスに感染した鉢は・・・見当たらない。
エビネなどの株分けで増殖するランは、ほとんど感染しているほどである。
焼却処分すれば・・・ほとんど名品は絶種することになる。
伝染した株をMOG-A1菌でも治すことは出来ない。
エイズと同じに・・・ウイルスを持っていても・・・ペレポストで植えれば・・・
きれいな花は咲くので・・・焼却処分は・・・しない方が良いのではないか。
遺伝子保存には!
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黒ユリへのウイルス接種
外側 ウイルス
内側 SmartMax GreatRay不活性化試験
試験方法
カーボンで葉の表面に傷を付けた後、SmartMax GreatRayウイルス懸濁液を塗布。
ウイルスが活性していれば、潜伏期間が150日から300日。
その後、葉に病斑が現れる。
2019年の秋まで通常の管理。
SmartMax GreatRay溶液に花弁を浸漬した。
ウイルスが溶液の中に出てくる
○○菌がウイルスを不活性化するのであれば・・・
この懸濁液を、健全な葉に接種しても発病しない。
Cym ウイルス。
カラーブレーキングを起こす。 商品価値ゼロ。
sinn 2
MOG-A1菌懸濁液
SmartMax GreatRayによるウイルス不活性試験